
つかみが最高。開始2分で、この映画がどんなテンションで進行するのかがわかる。
南極って、俺たち一般人にはどんな場所かも想像つかないでしょ。
だからここで出てくる南極調査隊の暮らしっぷりってのは、まったく未知の世界。だから「ああ、こんなことやりながら暮らしてるんだ」と、それだけでも面白い。
んで、そこで暮らしている人たちの行動が、もう当たり前すぎて面白い。
結局世界中のどこにいったって、暇つぶしの方法なんて一緒。今まで自分が日本で暇つぶししてきたことを再現するしかないんだね。
俺は朝鮮大学4年生のときに、朝鮮に4ヶ月ほど行ったことがある。
一応研修という名目だった。いったい何を研修したのかあまり実感はないのだが、とにかく雑音の多い朝鮮という国の、一般の民間人の暮らしをほんの少し垣間みれただけでも有意義な日々だったと前向きに捉えている。
そんな俺が毎日行っていたことは、カレンダーに「日本に帰るまであと○○○日」とチェックすることだった。その行動は、まわりからは冷めた目で見られていたかもしれない。
実際俺に背徳の感情がなかったわけではないが、本当に、心の底から日本に置いて来たあらゆるものが恋しかった。
朝鮮の冬は厳しくて、起床時は氷点下まで下がる。そんな中、防寒具を身にまといながら体操するんだ。鼻は真っ赤にすりむけて、鼻水なんて凍ってしまう。
しかしこの南極の平均気温は-54℃。
ウイルスさえも生存できない寒さで、上の画像にはペンギンが掲載されているが、実際この映画の舞台になったドーム基地周辺は、生物は棲息できないらしい。
そんな中で暮らす人々が、とにかく笑える。もう普通すぎて笑える。
限られた空間にいると、胸襟の緩み具合が半端じゃないだろうから、ほんの些細なことで爆笑して分かち合うし、些細なことでケンカになるし、南極っていう場所は全く想像付かないにも関わらず、そこで暮らす人々の行動に「わかるわかる」と共感できてしまうので、なんか不思議な感覚だった。
出演した俳優陣も流石の演技。
特に生瀬ときたろう。
文句無しでオススメの映画なので、夜に酒でも飲みながら観てください。



